今日、仕事終わりに本屋で漫画を買った。
ぼっち・ざ・ろっく!5巻セット。
ほんとに、こんな作品を待っていた。
1か月ほど前、久しぶりに会った友人とふたりで飲んでいる時に突然「最近ハマってるアニメがあってさ」と切り出された。「『ぼっち・ざ・ろっく』って知ってる?」
僕はハイボールを飲みながら「うーん、知らんなぁ」と答えた。友達はこう続けた。「友達のおらん女子高生がひょんなことからバンドを組む話やねんけど、登場人物の名前がアジカンがモデルになってて」
「え!アジカン!?」僕はその日一番の声を出した。
ASIAN KUNG-FU GENERATION。通称アジカン。中学のころから追いかけている僕の大好きなバンドだ。世間的には「リライト」のイメージがこびりついてて、本人たちもそれをわかってて、ライブのMCで自虐的に「どうも~リライトおじさんで~す」とか言っちゃうところまで愛している。
「主人公の名前も後藤(アジカンのボーカルも後藤)やし、あだ名はぼっち(アジカンのボーカルのあだ名はゴッチ)やし、他にもいろんなところでリスペクト感じられて最高やで、オススメ」と友達は教えてくれた。
ありがとう。友達。その後僕は見事にぼざろにハマってしまったよ。
アニメは一日で全話観た。
本当にそこかしこにアジカンの姿が見えるようで、一ファンからしたらたまらなかった。
アニメ一話一話のタイトルがアジカンのこれまで出してきた曲のタイトルになぞらえていたり、アジカンが若手の頃出ていた下北沢のライブハウスが舞台になっていたり。なんなら、アジカンの曲のPVに出てくるキャラクターがアニメ本編にチョイ役で登場したりしている。こんなん誰も気づかんやろがい。
気が付けば最終話。一瞬だった。
アジカンリスペクトだけでなく、バンド活動の悲喜こもごももしっかり詰まっていて、10年バンド活動していた僕もめちゃくちゃ共感できたのも楽しかった。
バンドマンは皆チケットノルマのためにバイトをする。
本当に、出会えてよかった。
ぼざろロスがとんでもないけど、これからはぼっちちゃんと一緒に原作を追いかけていこう。
またバンドマンの頃のことも書けたらいいなぁ。
P.S.もちろんCDも買いましたよ。
「忘れてやらない」がめっちゃ好き。