昨日、職場で後輩から「たみすさん、ニベアきれいですね」と言われた。
僕は疑問に思いながら「ニベアしてないよ?」と言った。
すると後輩は「は?」と怪訝な顔をする。
「指輪ですよ!結婚指輪(笑)」と笑われた。
僕は「指輪」を「ニベア」と聞き間違えたことをその時気がついた。
そんな調子で、僕はめちゃくちゃ耳が悪い。
こんな聞き間違いは日常茶飯事で、何度も相手を困らせてきた。
よほどハキハキとしゃべってくれないと、ちゃんと聞き取れない。
もちろん、相手の声との相性や、周りがどれだけうるさいか(街中か室内か)によっても大幅に変わってくるのだけれど、一般の人よりも聴力ハードモードで人生をプレイしているような気がする。
中でも一番僕がつらいのは電話を取る時だ。
対面で話す時よりも3倍くらい相手の声がこもって聴こえるせいで、会話の内容が入ってこない。
スマホで友人と電話する時はまだ何とかなるのだが、職場で取引先からかかってくる電話を取るのが非常にやばい。
相手は必ず名乗ってくれるんだけど、肝心な「〇〇株式会社〇〇部の〇〇です」を聞き取るのが非常に難しい。なんでみんなあんなに早口なんだ。
一回までなら「もう一度お名前をお願いします」でなんとかなるが、2回目も聞き取れなければ絶望する。何回も聞き直していては失礼だしらちが明かない(でも本当は何度でも聞き直したい)。絶望して誰かに引き継ぐ。
「○○さーん、お電話です」僕は言う。
「誰からや?」
「名前はわかりませんが男の人からでぇす」
ズッコケる上司。ポンコツ電話取り次ぎマンの完成だ。
でも耳が絶望的に悪いので基本的に電話は取りたくない。別に話すことは苦ではないけど。
僕は他の分野で頑張るので、電話だけはどうか耳のいい人にお願いしたい。
なんでこんなに耳が悪いのかと考えると、おそらく学生の頃のドラムの経験だろうな。
高校からずっとドラムをやっていた。暦で言うと10年ほど。
ドラムというのは本当にうるさい楽器で、叩いたビートの音がそのまま鼓膜に入ってくる。特にシンバルなどの金物類が本当にうるさい。
ドラマーで気を付けている人は、演奏中は専用の耳栓なんかをつけて難聴対策をしているが、貧乏学生の僕にはそんなもの買うお金はなかった。
今思えば別に100均の耳栓でもよかったのに、別にいいやと思って特に買わなかった。
あの時の俺よ、耳栓を買いなさい。後悔するぞ。
まぁでも生活に特段支障はないのでこれでもいいか、とも思っています。
もし子どもが生まれたら耳栓は最初に買ってあげよう。子どもの耳は敏感っていうし。