洋風ちんすこう(仮)

よく何もないところでつまずいてコケるアラサー会社員の備忘録。

2023-01-01から1年間の記事一覧

ヤツがきた

今朝起きた時から目の様子がおかしい。なんだかかゆいし、少し腫れている気がする。 鏡を見ていると「昨日タイタニックでも観たんか?」と僕の心の中の千鳥ノブが問いかけてくるが、何も観ていないし泣いてもいない。 てことは、ヤツだ。花粉症だ。 これ見て…

漫画を買った

今日、仕事終わりに本屋で漫画を買った。 ぼっち・ざ・ろっく!5巻セット。 ほんとに、こんな作品を待っていた。 www.youtube.com 1か月ほど前、久しぶりに会った友人とふたりで飲んでいる時に突然「最近ハマってるアニメがあってさ」と切り出された。「『…

絶望的に耳が悪い

昨日、職場で後輩から「たみすさん、ニベアきれいですね」と言われた。 ニベア?ニベアってあのスキンケアの? 僕は疑問に思いながら「ニベアしてないよ?」と言った。 すると後輩は「は?」と怪訝な顔をする。 「指輪ですよ!結婚指輪(笑)」と笑われた。 僕…

共感性羞恥と出川イングリッシュ

僕は共感性羞恥心が非常に強い。 「共感性羞恥」とは、他人が恥をかいている様子を見ると、自分のことのように恥ずかしさを感じるという心の状態のことを指すらしい。 僕はどうやらそんな傾向が強いようで、普段の生活で、一般の人が特に気にしないようなこ…

初めて飛行機に乗り遅れた③

(前回はコチラ) tamismita.hatenablog.jp ー20時30分・関空第2ターミナルー さて、晩ご飯を食べている間に見事に飛行機に乗り遅れたポンコツ夫婦。 20時30分の関空から、一体どうやって東京に向かえばいいのか。 2人で必死に頭を働かせる。今いるのは関空の…

初めて飛行機に乗り遅れた②

(前回はコチラ) tamismita.hatenablog.jp ー20:05・連絡バス乗り場ー 5分で連絡バス乗り場まで来れた。関空の広さを考えると奇跡だ。横っ腹がめちゃくちゃ痛い。 乗り場ではバスが都合よく止まっていたのでサザエさんのエンディングのように飛び込んだ。 …

初めて飛行機に乗り遅れた①

令和5年1月27日金曜日。現在の時刻は21時。僕は関西空港の出発ターミナルの中でこの日記を書いている。 今から旅行が始まるというのに最悪の気分だ。グロッキーだ。グロッキーなうだ。なんなら吐きそうだ。 なぜそんなに参っているのか。もし時間が許せばぜ…

小さな未来を見守る仕事

僕は大学生時代、様々なアルバイトをしていた。学生バイトとしては定番のコンビニから、怪しげな脳科学実験の被験者までいろいろ経験した。 (コンビニのアルバイトはコチラにチラッと出てきます) tamismita.hatenablog.jp その中でも特に心に残っているのが…

思い出の味は5mmの赤ラーク

大学生時代、僕は実家の近くのコンビニでアルバイトをしていた。全国各地でよく見られる、緑の看板のコンビニエンスストアだ。 当時生まれて初めてのアルバイトだったので、僕はそこで「働く」ことについて一から学んだ。 接客、レジ操作、品出し、掃除、調…

たとえ地獄でも、住めば都

僕は1990年代、大阪に生まれた。大阪という土地は、治安の面でいうと本当にピンキリで、高級な邸宅街から超ド級の下町まで様々だ。 僕が育ったのは大阪市内のはずれ、その超ド級の下町。出身を聞かれて答えると、目上の人からは特に「おぉ…」と明らかに困っ…

甲子園は今日も平和です

昨年6月、久しぶりに甲子園球場へ行ってきた。 祖父の代から阪神ファン=トラキチの英才教育を受けてきた僕。 小さな頃から親子で甲子園には足しげく通っていたが、大人になると仕事の忙しさと、幼少の頃に好きだった選手がみんな引退してしまったのもあり少…

知らない町のフィリピンラウンジと僕②

(前回はコチラ) tamismita.hatenablog.jp スヌーピーおじいちゃんに連れられること5分ほど。 スナックなどが入る雑居ビルの奥にその店はあった。 古い廊下を通る際、ここは絶対ひとりじゃ来ないな、と思った。 スヌーピーおじいちゃんが扉を開けると、キラ…

知らない町のフィリピンラウンジと僕①

寒い。寒すぎる。 日本中が大寒波に見舞われている。 僕の住む大阪は、全国の中でも比較的温暖なことで知られる。 2000年からの気象観測の中では、数センチ以上雪が積もったのはまだ数回しかないらしい。 具体的に何回だったのかは知らないし、調べるのがめ…

What happens in Vegas stays in Vegas.(旅の恥は搔き捨て)

僕はいつも、電車通勤、大阪環状線に乗って通勤している。大阪環状線は、その名の通り大阪の中心部をぐるりと回る路線で、便利さも相まって利用客も多い。 先日、とある平日の18時。一日の仕事に疲れた僕は、大阪駅に着くと同時に環状線のホームへ向かった。…

60年前のゆとり世代の話

先日、職場の先輩と飲んだ。会話も大いに盛り上がり、気が付けば日を跨いで午前1時。家に帰れる終電はとうに過ぎている。 仕方なく、タクシーで帰ることにした。大阪の郊外の駅前、閑散としたロータリーにはタクシーが1台停まっている。ちょうどいい。お世話…

僕を救ってくれた「小さなホテルマン」

大学2年の頃、リゾートホテルで働いた経験がある。 働いた、といっても、当時あったインターンシップの制度を使って実習に行かせてもらったので、厳密には短期で無給だ。 期間は2週間で、大学が夏休みのお盆期間に受け入れてもらった。つまりホテルの超繁忙…

半分降りたシャッターの先に

小学生の頃、町外れにある小さな自転車屋に入り浸っていた時期がある。 そこは昔ながらの個人経営の自転車屋で、無精髭を蓄え頭もボサボサの見るからに冴えないおっちゃんが、たった数坪のテナントに所狭しと中古の自転車を並べて売る前時代的な、スーパーア…